当財団の「海を守る委員会」の宇山　浩委員長（大阪大学　教授）が10月5日に以下セミナーを開催いたしますので、お知らせいたします。

軽くて丈夫。色も形も自由自在。安くてたくさん生産できる。プラスチックはそんな優等生の素材、でも、きちんと捨てられないとやっかいものになる。ゴミとなって海まで流れつくと、海を汚したり生き物を傷つけることも。海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックの報道から「プラスチックって悪者？」と思われがちです。

その一方で、プラスチックは私たちの生活に不可欠な素材です。例えば、スーパーの食料品売り場では、多くの食品がプラスチックに包まれています。食品を見栄え良くすることで消費者の購入意欲をかき立てたり、包装することで長持ちさせ、フードロスを減らすことにつながるプラスチックは重要な役割を担っています。様々な用途で活躍するプラスチックを正しく理解してもらい、人々の生活の中で共生させるための市民活動を数年前から始めました。

プラスチックを中心として資源を循環させ、プラネタリーヘルスに貢献するために何をすべきでしょうか？　海洋プラスチックごみを減らす取組みからネイチャーポジティブにつなげ、リサイクルプラスチックやバイオプラスチックの利用からサーキュラーエコノミーを達成し、カーボンニュートラル・脱炭素社会構築につなげていきたい、そんな思いを皆さんと共有できるセミナーを開催します。プラスチックに関わる環境問題に関心のある方には是非、ご参加下さい。

【日時】
2024年10月5日（土）10時30分～12時00分

【場所】
大阪大学中之島センター 7F、セミナーC・D

【スケジュール】
10:30～11:30　講演　宇山 浩（大阪大学・教授、㈱TerraPlas・代表取締役）
11:30～12:00　参加者とのフリーディスカッション

【主催】
大阪大学大学院工学研究科（企画協力：大阪大学大学院工学研究科 テクノアリーナ インキュベーション部門連係融合型「もったいない工学」グループ）、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ

【後援】
（一社）大阪大学工業会、（公財）ブルーオーシャンファンデーション、（一社）生産技術振興協会、バイオコミュニティ関西（BiocK）プラスチック分科会

【協力】
プラスチック愛プロジェクト

宇山 浩　教授