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お知らせ
大阪湾プラごみゼロを目指す資源循環共創拠点 公開ワークショップ開催
2023.02.09
参加申し込みはコチラ → https://plawaste3.peatix.com/view
第2回「大阪湾プラごみゼロ拠点」公開ワークショップ プラスチックを循環させるには!
【主催】大阪大学「大阪湾プラごみゼロを目指す資源循環共創拠点」
大阪大学大学院工学研究科、プラスチック愛プロジェクト
【共催】(一社)大阪大学工業会、(一社)生産技術振興協会
【後援】(公財)ブルーオーシャンファンデーション、バイオコミュニティ関西
【主催運営 大阪湾プラごみゼロ拠点事務局】
ポリエチレンをはじめとするプラスチック(プラ)は安価、軽量、丈夫で腐らないという特徴を活かし、私たちの生活に潤いを与えてきました。現代社会においてプラは無くてはならない存在であり、幅広い分野で利用されてきましたが、自然環境中で分解されにくいために様々な環境問題を引き起こしています。
2050年ゼロエミッションの達成にはプラの完全資源循環が不可欠ですが、現状は一部のプラ製品の使い捨て削減への取組みに限定されます。プラを循環させるには、プラスチックを製造・加工して製品を作り、販売(あるいは使用)する「動脈産業」と、プラスチック製品を回収・分別し、再利用する「静脈産業」の連携が必要ですが、PET製品を除くと現状、両産業の有機的なつながりは多くありません。その原因の一つとして、動脈産業の顧客が消費者・小売業であり、リサイクルに対するベクトルが揃わないことが挙げられます。そのため、プラ循環には市民の理解と参加が強く求められます。
大阪大学は、大阪府、府内自治体、他大学、企業等とともに、「大阪湾プラごみゼロを目指す資源循環共創拠点」(大阪湾プラごみゼロ拠点)構想を提案し、昨年11月にJST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」に採択されました。本拠点は大阪湾沿岸のプラごみが目に見えて減り、市民が率先してプラごみ問題に取組む社会の構築を目指します。この拠点では参画機関のみならず、一般市民を含めた地域の多様なステークホルダーが一緒にプラごみ問題に取組む場を設けます。プラごみを出さない、減らすために必要な活動を議論し、大阪から世界に向けてプラごみの無い地球を取り戻す活動を発信し、行動に移していきます。
今回は「プラスチックを循環させるには!」を主題に掲げ、プラの動脈産業と静脈産業を如何につなぐか? の議論の場を設けます。ワークショップ第一部では動脈産業と静脈産業における取組みを紹介していただき、第二部ではパネルディスカッションを通じて、皆様と議論したいと思います。
【プログラム】
・日時:2023年3月1日(水)13時30分~16時30分
・場所:大阪公立大学 I-siteなんば&オンラインの併催 I-siteなんば アクセス・地図
※オンライン参加にお申込みの方には事前にZoomのID等とYouTubeLiveのURLをお送りします。
※会場は先着50名様、オンライン(Zoom)は100名様まで
(超過の場合はYouTubeLiveでのご参加となります)
13:30~13:35 開会挨拶 宇山浩 氏(プロジェクトリーダー、大阪大学教授)
13:35~14:45 第一部 講演会
講演1『花王のプラスチック資源循環の取り組み』
南部博美 花王株式会社リサイクル科学研究センター長)
講演2『プラスチック資源の利活用について~静脈産業の観点から~』
大西 龍 (㈱関西再資源ネットワーク経営戦略本部 部長)
15:00~16:30 第二部 パネルディスカッション
パネリスト:関根久仁子 (環境カウンセラー、カムフル㈱ 代表取締役)
平野二十四 (㈱タイボー 代表取締役社長、心臓産業の提唱者)
千葉知世(大阪公立大学准教授、(一社)加太・友ヶ島環境戦略研究会代表、拠点研究リーダー)
モデレーター:宇山 浩 (大阪湾プラごみゼロ拠点PL、大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻・教授)